南アフリカ

南アフリカ準備銀行は、大方予想されていた通り、基準金利を変わらず7%で維持しました。経済の状態は依然として非常に不透明なものであり、南アフリカ準備銀行は、向こう数日間および数週間で予定されている格付け決定に先立って、今は慎重を期すしかない状態にあります。インフレ率が引き続き低下すれば、金利引き下げの可能性があると予想されます。しかし、現環境は引き続き不安定な状態です。当ファンドは5月、南アフリカのリスクヘッジをするために、銀行および小売株式のショートポジションをとりました。当ファンドは、コモディティ価格の下落と、新鉱業法案の緊急発行を受け、鉱山分野への投資を大幅に削減しました。重大な政治的リスクにより、政府は投資家を犠牲にして国民の支持を改善するために新法案を使用することが予想されます。

ナイジェリア

国家統計局によると、ナイジェリアの景気後退は2017年第1四半期に拡大しました。GDPは実質-0.52%(前年比)減少しましたが、これは2016年第1四半期以来5連続である。今四半期のGDPは前四半期に予想されたものより1.21%高く、アナリスト予想を大きく上回りました。投資家の圧倒的な消極的態度を目の当たりにしたことで、ナイジェリアに対しロングで居続けるという以前我々が述べた説は正しいものだと思われます。我々は、経済成長への復帰の主な原動力として石油価格の上昇を引き続き見ています。さらに、ナイジェリアの株式の流動性が限られているために急激な修正を受けやすい高ベータの銀行に比べて、防衛分野への投資が好ましいと考えています。また、中央銀行は、ナイラ通貨の公式市場およびパラペールマーケット金利のスプレッドを縮小することができたことも確認しました。

エジプト

エジプトのコマーシャル・インターナショナル銀行(CIB)は、ナショナル銀行(NBE)の同様の動きに続き、顧客の海外でのクレジットカード購入の制限を解除したが、外貨現金引き出しの制限は設けたままです。この動きは、エジプトが取り組んできた外為問題が終わりつつあることを示しています。問題が浮上して以来、投資家は初めてエジプトのポンドへの投資を再開することになります。エジプトの純外貨準備高は6年間で最高水準まで上昇しましたが、エジプト国債の海外保有額は約3倍になりました。

ケニア

当ファンドのサファリコム(Safaricom)への投資が報われ始めました。ボーダフォンPLCが所持するサファリコム(ケニアの携帯電話会社)の35%の株式を、南アフリカ最大の携帯電話会社Vodacom Group Ltdに売却するという契約発表があり、ケニアのモバイル送金サービス「エムペサ」が南アフリカ以外の多くのアフリカ諸国に拡大することになります。サファリコムの株式は、エムペサの拡大による株主への利益率の向上を約束したことと、アナリストの期待を上回る素晴らしい通期決算の結果、過去2ヶ月間で32%以上上昇しました。上記の契約は、現在の製品ラインナップと同じくらい、長期的にサファリコムの成長を維持するのにも一役買うでしょう。我々はまた、多くの投資家が同社への投資に関心を示していることを確認できました。

次回のご連絡を楽しみにしています。

デレク・シーリー