投資家の皆さま

現地投資家や海外投資家がマクロ経済の圧力を解消しようとしたため、今月のアフリカ市場の大半はボラティリティに悩まされた。

南アフリカ

海外投資家らは、先月起こった内閣改造の主なリスクを「財政再建の悪化」であると強調した。財務大臣の交代により、格付け機関のS&Pとフィッチは南アフリカの格下げを決定した。ムーディーズは、来月までには発表される新財務大臣との会合まで格付を延期した。このような行政措置により、世界銀行によるサブサハラ・アフリカ(アフリカ大陸南部の国々)の成長期待が0.2%引き下げられた。ズマ大統領に対して、今月行われる議会にて不信任案が提示されることが予想される。

ガーナ

中央銀行は、下降傾向にあるインフレ率をみて、基準金利を2%引き下げた。この大幅な金利引き下げは、物価下落に苦しむ経済における貸出や事業活動の増加を助長する可能性がある。

ナイジェリア

ナイジェリアの石油大臣は、修繕・メンテナンスは終了し、石油生産の回復を発表した。政府は、生産量を完全に回復した後、OPECの産出制限への参加を考えている。また、他のOPECメンバーが原油価格を1バレル50ドル以上に保つために削減を延期することを要求している。石油生産量と価格の改善は、ブラックマーケットでのナイラの強化につながった。アナリストらは、通貨市場が安定しており、投資流入が増加する可能性があると示唆している。さらに、ナイジェリアは、国際石油会社への51億ドルの債務の返済を開始する予定である。そして、通貨の安定性を改善するため、ナイジェリアの中央銀行は、外国投資家に対して、買い手と売り手が設定したレートでのFX取引を容認する新しい方針を導入した。中央銀行は、新たに海外FX取引のプラットフォームを作り、より自由に通貨交換ができるようにしてトレーダーを市場に引き寄せるようにした。

エジプト

パーム・サンデー(聖枝祭)のテロ事件後、現地投資家の現地株式は、アラブと海外の買い手に売れた。市場への信頼は低下したが、長期のファンダメンタルズと国際サポートは安定しているように見える。

ウガンダ

IMF(国際通貨基金)は、今年度のウガンダの経済成長が増加すると予想している。インフラへの出資と民間部門への貸出の回復により、成長は支えられるだろう。 IMFはGDP成長率が、今年4.5%だったものが5.5%に上昇すると予測している。ウガンダの中央銀行も50bpの基準金利を引き下げ、7度連続の金利引き下げとなった。

今月のファンドパフォーマンスは2.48%上昇しています。

 

デレク・シーリー