投資家の皆様

アメリカでドナルドトランプ氏の大統領選挙は多くの投資家にって意外な結末でした。アメリカの成長率予測は引き下げら同時に短期間ではありますが、ボラティリティが増加しました。しかし、イギリスのEU離脱のような長期的な影響は少ないでしょう。トランプ大統領が公約を守るかにもよりますが、恐らくビジネス向けの政策を行うでしょう。つまり、株式市場にとっては良い影響があると予測されます。

 

市場は常に利益を求める投資家によって動きます。日本銀行総裁は、先日、景気刺激策を増やすことがあると発言しました。欧州中央銀行の総裁マリオ・ドラギ(Mario Draghi)氏は資産の購入は2019年まで継続するだろうと示唆しました。アメリカ連邦準備制度理事会副議長のスタンレー・フィッシャー(Stanley Fischer)氏は利率引上げを待ちすぎるとアメリカの中央銀行が立ち遅れてしまう可能性があると発言しています。

 

アフリカ

IMFの2年毎のレポートで、2017年のサハラ以南のアフリカの成長見通しを、前回予想された3%の成長から1.4%に引き下げました。これは、主にコモディティ輸出国の需要が乏しいことが原因です。サハラ以南のアフリカでは20年で最も低い伸びを見せていますが、一部の国ではまだ4%以上の拡大が見込まれています。

 

南アフリカ 

政治的混乱が国内投資と需要にマイナスの影響を与えています。IMFは本年度は、前回予想されていた1%に対し、0.8%拡大すると予想しています。ゴーダン(Gordhan)財務大臣は財政規律を維持するための増税と公共支出の削減を計画しています。政府は今後2年間にさらに430億ルーブルを調達する計画です。これに加えて、ゴーダン氏は2018年まで成長見通しを引き下げ、赤字の予測を引き上げました。政府は現在、3.4%の財政赤字と0.4%の成長を予想しています。2019年の初めには、財政赤字が2.7%、成長率が2%に伸びると予想されています。

 

スタンダード&プアーズ(Standard & Poor's・S&P)は、南アフリカは信用格付を維持したいなら財政目標を達成する必要があると指摘しました。この発言は、元財務大臣トレバーマニュエル(Trevor Manuel)によるジャンク級への格下げに次ぐものです。信用格付け機関は、12月2日に決定を下す予定です。

 

南アフリカは政治危機の真っただ中にいます。アフリカ民族会議(ANC)の検察が財務大臣を詐欺行為で告訴し、失敗したためです。この告発は、大臣を罷免し、大統領の政策をより支持する人物を大臣にするための政治的な試みであったと一般的に信じられています。しかし、南アフリカは1年以上も格下げのリスクを抱えており、すでに大幅に価格が過大評価されているという見方もあります。

 

ナイジェリア

ハリ大統領は、2018年までのインフラ計画の資金を拠出するために30億ドルを借りる計画を承認するよう議会に提案しました。ブハリ大統領は2017年の予算案をすでに議会に提出しており、6.8兆ナイラ(2215億ドル)を景気後退への対策として支出する予定です。この支出計画は今年の6兆ナイラの予算以上で、製造業の強化、失業率の改善、コストが高い輸入の制限、インフラ整備に使用されます。政府は世界銀行や中国などの機関との間で、2016年の2.2兆円の財政赤字に対処するための議論をしてきたが、アフリカ開発銀行だけが約10億ドルの計画貸付を公的に承認しました。

 

ウガンダ:

ウガンダの中央銀行は、国内経済成長を支える目的で、ベンチマーク金利を100ベーシスポイント引き下げて13%にしました。中央銀行総裁は、次の四半期に5%の目標とし、中期的なインフレ期待に基づいてこれを決定しました。干ばつが食料価格のコストに影響を与えるべきで、総合インフレ率は増加傾向になるかもしれません。全体として、ウガンダの第2四半期の成長率は、前年同期比5.4%、第1四半期の4.1%であったのに対し、3.9%となりました。中央銀行の次回会合は今年の12月に予定されています。

 

ケニア:

ケニアの財務相は、原油2,000バレルの輸出を、2ヶ月以内に始めると述べました。同大臣は、ケニアの原油輸出は、国内産業の多様化と、そこから生まれる多様な産業での利益を見込めるため、最適なタイミングで行われると述べています。

 

投資論:
10月は月を通してアフリカと世界規模でのリスクが上昇し、ファンドはさらにボラティリティの上場を経験しました。当社は価格が適切でない投資を特定するために、ファンダメンタル分析による価格評価を続けます。また、当社はミスプライシングを活用して、守備的なスタンスからより中立的なスタンスに移行しています。