投資家の皆様

2016年7月は、主な投資家の活動は新興市場の様子見に留まりました。  まず月のはじめに、ポンドの対ドル価格はここ30年で最安値になりました。原因はもちろん欧州連合への離脱による余波です。さらにポンド(スターリングポンド)の価格は1.29ドルまで下がり、Brexit(英国のEU離脱)の英国経済への悪影響が深刻であることをどんどん証明しています。英国は投資家の流出を止めるために、新たな総理大臣を選出を急ぎ、テレサ・メイを投資家に選出にしました。これにより市場はやや安定し、投資家のリスクを忌避する傾向も多少改善されました。市場を動かしていたのは英国EU離脱にたいする「感情」でした。しかし、投資家はすぐに「データ」を重視するようになるでしょう。

世界国債利回りも大きく落ち込みました。日本の20年物国債はの利回りは初めてマイナス0.005まで落ち込み、米国の10年物国債は1.3397パーセントの記録的に低い利回りに達しました。FRBの利率引上げへの期待は、利率引き下げへの可能性で完全に元に戻ってしまいました。市場はFRBに利回りを維持することを期待しています。これはアフリカの市場と通貨にもよい前兆です。安倍晋三氏が首相に選ばれこと、アジア経済への景気刺激策、ECB(欧州中央銀行)による景気刺激策は、英国EU離脱による市場への不安を緩和し、高利回りを起こすであろうとみられています。

英国EU離脱による不安が債券への固執を引き起こし、さらに長期的な中央銀行による介入が投資家を国債に誘導しました。国債の記録的な利回りは金などの安全な資産への投資熱を高めました。また、金ETFは2000トンの金を保持しています。国債の記録的な利回りは金などの安全な資産への投資熱を高めました。また、金ETFは2000トンの金を保持しています。しかしそれにも関わらず、世界の国債利回りは投資家が利益を得られないレベルまで戻ったと確信しています。そして、新興市場でキャリートレード巻き戻しが強まるでしょう。

トルコでのクーデターの失敗とエルドアン大統領の弾圧は、トルコの将来について投資家を不安にしました。銀行と信用格付け機関は投資家に対してトルコを去るように助言しています。その結果、エマージングマーケット債券に加わった南アフリカのリスクが低い資産への投資が増えました。 それに加え、南アフリカは24カ月連続で貿易黒字を記録しました。石油の輸入量は増えましたが、香料の増加に伴う野菜の輸出増加によるものです。これらの最新のトレンドは、南アフリカランドをサポートし、新たな利率引上げの可能性が低いことを示唆します。南アフリカは金利引き合あげサイクルのトップにあり、8月3日に設定された地方自治体の選挙は、投資家の南アフリカ共和国への関心を高めるであると予測されます。公式野党(世論調査による)はヨハネスブルグ、プレトリア、ポートエリザベスの3つの大都市圏で先んじているようです。もし、ひとつでもDA(南アフリカ共和国民主同)に落ちるようであれば、南アフリカの国民は、成長と発展のための政府政策について責任を負うことになるでしょう。投資家にとって理想的な展開は、西ケープ州以外のすべての大都市圏でANC(アフリカ民族会議)の復活することです。弊社は、南アフリカ民主同盟の勝利は、南アフリカ共和国の民主主義の強さを投資家に発信し、地元の低リスト資産のと通貨への投資熱を高めると予想しています。

アフリカのナイジェリア中央銀行は、ベンチマークの200bp(べーシスポイント)から14%もベンチマーク利率を引き上げ、銀行の預金準備率を既存の値で維持することで、ナイラの安定化をはかっています。ナイラの安定はこの国に投資を行うための鍵であり、OCAは動向を観察し、理想的なエントリポイントを探し続けます。

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デレク・シーリー